イレズミを消す方法レーザーで色を消す方法、切除・縫合する方法(切除)、切除したあとの皮膚欠
損部分を皮弁で覆う方法(皮弁法)、隣接する皮膚をティシューエキスパンダー
を使用して引き伸ばし、皮膚欠損部分を覆う方法(エキスパンダー法)、いれず
みの入った皮膚を削り取ってそのまま自然に治す方法(削皮術)、皮膚欠損部分
に自分の皮膚を移植する方法(皮膚移植術)などが挙げられます。
いずれの方法も形成外科医として十分に経験を積んだ医師(専門医)でないと簡
単にはできない治療法です。この中でどの方法を選択するかは患者様のご要望、
いれずみの状態(部位・大きさ・形・色・深さなど)、いれずみを除去し、傷跡
が落ち着くまでに要する期間、それに伴う費用などを検討しなければなりません。
(いれずみを除去する治療は保険が適用されません。)当院では患者様のご要望
に合った治療方法を選択するために、カウンセリングの際に十分に説明し、納得
していただいた上で治療にあたっています。
切除いれずみが彫られている部分の皮膚を切除していれずみの絵柄が分からないよう
にすることができます。傷跡は残りますが、いれずみの絵柄を消すことができま
す。
皮弁法皮弁法は皮膚移植術の一種ですが、通常の皮膚移植術と大きく違うのは、他の部
位から皮膚を切り離して移植しない点です。体の他の部位から皮膚を切り離して
移植すると移植した部分が目立ちます。皮弁法は性質が似た隣り合わせの皮膚を
ずらして移植するため、目立ちにくいという特徴があります。この特徴を利用し
ていれずみや傷跡の治療に応用するのです。皮弁には形・大きさ・ずらし方など
いろんな種類があります。どの種類の皮弁が一番適しているかはカウンセリング
の際にご説明いたします。皮弁の大きさには限界がありますが、単純に切除でき
ない(分割切除でも無理な)大きな幅のいれずみや傷跡の治療に適しています。
エキスパンダー法エキスパンダー法とは、ティシューエキスパンダーというシリコン製の風船のよ
うなものを使って皮膚を引き伸ばし、伸びた分の皮膚で切除した部分を覆う方法
です。これをいれずみの治療に応用します。まず、1回目の手術で、いれずみの
ある部分に隣接した皮膚の下にティシューエキスパンダーを埋める手術を行いま
す。その後、週に1度通院していただき、少しずつティシューエキスパンダーを
膨らませていきます。そうすると、皮膚が徐々に伸びていき、面積が増します。
2回目の手術で、いれずみを切除し、皮膚欠損部分を、増した分の皮膚で覆いま
す。都合2回の手術が必要になりますが、切除や皮弁法では無理な、より大きな
いれずみの除去に適した方法です。
いれずみの大きさがあまりにも広い場合、切除・縫合はもちろんのこと、皮弁法、
エキスパンダー法などでも無理なことがあります。削皮術はいれずみの入った深
さまで皮膚を薄く削り取る方法です。削った後はいれずみの無い皮膚が自分の治
癒力で自然に出来上がってきます。自然に治った皮膚の状態はしばらく赤味やか
ゆみなどがしばらく続きます。部分的に周囲より少し盛り上がった状態で残るこ
ともあります。赤味やかゆみなどは自然に落ち着いていきますが、やはり周囲の
皮膚と同じ状態になるわけではなく、最終的に傷跡として残るわけです。
削皮術レーザーによる治療法と大きく違うのはいれずみの形で傷跡が残らないという点
です。いれずみを消すために治療をしたのに、色が取れたいれずみの形の傷跡が
残ったのでは消したとは言えません。削皮術ではいれずみの形が残らないため、
結果的にその傷跡が何の治療をしたか分からなくなります。
スイッチYAGレーザー治療患部にレーザーを照射して、平坦なシミ、ソバカス、茶アザ(扁平母斑)、青ア
ザ・黒アザ(大田母斑など)、アートメイク、刺青(入れ墨、タトゥー)などを
除去します。
治療後は数日間肌色テープを貼ります。
1週間ほどで色素が薄いカサブタのように剥がれてなくなります。治療後の通院
はありません。
シミ・ソバカス・茶色アザ(扁平母斑)は通常1回、青アザ・黒アザ(大田母斑
など)やアートメイク、刺青(入れ墨、タトゥー)は数回~10回以上の反復治療
を行います。
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